NTTフレッツ光 2年縛り違約金を回避する方法
前置き
ちょうど2年前にフレッツ光を賃貸アパートに導入した。戸建てプラン。
しかし、現在住んでいるところは、このまま契約を更新せず引っ越すこととなった。
そこでフレッツ光の解約、現状回復が必要となっていろいろ調べてみたら、工事費の分割残債に加えて、2年以内の解約違約金が掛かることが分かった。
2年割の更新は、回線を引いた翌月から24ヶ月のカウントになるため、引越しと同時に光ファイバーを引けたとしても、更新のタイミングが1ヶ月ずれるため、ほとんどのケースでNTTに違約金払うことになるんじゃないかと思ってしまった。
次回更新するにしても、賃貸の契約時期とフレッツ光の契約時期は、満期4年時点で最大1-2ヶ月ずれることになる。
これは悪どい違約金ビジネスだと思った。
解約手続き
普通にNTT116に電話して、解約の手続きをすると、工事費の残債一括請求と、2年割解約の違約金1万円が掛かることがわかった。解約作業は、10日程度先が最短になるとのこと。現状復帰が必要なため、回線だけ残して、更新期間まで契約し続けられないかと確認してみたものの、やはり、工事手配と契約は紐付いており、イレギュラーな契約は出来ないと回答をもらった。
工事費は払うにしても、違約金を回避する方法はないかと調べてみたら、そのまま、解約せず、光回線ごと引越しするか、NTT西日本エリアへ引越す、NTT東の提供エリア外へ引越すぐらいしか、選択肢がなかった。これは現実的ではない。
そんな時、光コラボが目に止まった。
光コラボ
光コラボとは、NTT東日本が始めた回線卸のビジネスだ。ドコモ光やソフトバンク光など自社ブランドとして、回線とプロバイダを一括販売できるようにしたものだ。
ほとんどのプランは、これまでNTTに払っていた月額よりも安くなることを謳い文句に販売しているが、契約は新会社に新たに結び直すため、最低利用期間も仕切りなおしとなる。もちろん違約金も別条件になって更新される。
しかし、1社だけ、これまでに無い売り方で参入した業者があった。それは、エキサイト光である。なんと、最低利用期間なし、解約事務手数料なし。素晴らしい。
Excite光を申し込む
NTT東日本のウェブページから光回線の転用承諾番号を取得する。申込確認の時に、残りの工事費や違約金有無の情報を確認できる。
光コラボが素晴らしいのは、民間に光回線提供を開放すると同時に、NTTが違約金を免除した上で、手続きを進められることだろうか。
転用番号を取得して、Excite光のウェブから申し込む。事前にExciteIDの取得とウォレットの登録をオススメしておく。あとで電話連絡が来るのだが、ExciteIDがないと、電話越しでオンライン登録とウォレットのカード情報登録を行うことになり、非常に時間がかかる。
- オンライン申込が完了すると、後日電話がかかってくる。
- 電話では、申込意思の確認、転用時の注意事項、料金確認、切替日の目安を案内される。
- 切替日は申込確認後、10営業日程度かかる。
- 手続きに問題がなければ、Exciteから申し込み完了のメールが届く。
- あと重要事項説明書の書類が申し込み住所に届く。
- 切替日以降に、自宅のルータに接続先PPPoE情報をセットして完了。
- お金は、追加工事がなければ、事務手続きの2,000円?と切替日からの月額日割りが掛かるはず。違約金払うよりは断然安い。
- NTTの工事費残債は、一括でNTTかExciteから請求される
- 申し込み時点では、引越す予定は無い前提。
解約手続き
切り替え完了後、数日してから、カスタマーセンターに電話して、解約手続きを申し込んだ。作業日は申し込みから10日後あたりで調整できた。
最終的に、賃貸の解約時期に合わせて、フレッツの解約も出来た。
あとがき
フレッツ光メンバーズポイントの利用も忘れずに。2年ぐらい使ってなければ、1ヶ月分の料金支払に割当られる可能性があるよ。
あとは、いつまでの違約金を(合法的に)免除する方法が通用するかは分からないので、自己責任で条件を確認して試してほしい。
Exciteも、短期解約は、リスクとして当然認識している上での営業活動だと思う。転用といっても、追加のコストは事務手続き作業費しか発生しないし、プロバイダビジネスをやっていれば既存の延長で対応できる。しかも卸ビジネスで、光回線が安く仕入れられる。その部分をサヤ取りできれば、薄利多売で儲かる。別に短期解約だろうが、あまりコストかかってないから、気にしないという感じだろうか。
今後光コラボビジネスがどうなるかと言えば、光回線の販売低下を一時的に回復する効果しかないだろう。自宅に固定回線を引くよりも、モバイルで十分対応できるし、データ容量の制限を撤廃できれば、モバイルの方がメリットは大きい。
So-netが10Gbpsのサービスを一般家庭向けに販売開始しているが、そこまで回線容量が必要かどうかは、疑問だ。今の動画配信であれば、10Mbpsあれば十分だし、固定回線である必要もなくなりつつある。
AXGPを使ったSoftbank Airも魅力的だろう。ネット上の記事によると、混雑時間帯は速度低下の問題がありそうだが、try-wimaxのように数日間のお試し契約ができるようになれば、契約が増えそうだ。結局、動画を見たいとか、PCのセキュリティアップデートをやろうとすると、あっさり数GB超えてしまうわけで。データ制限すらなんとかなればと思うね。
結局のところ、モバイルで外出モードと自宅モードの2種類があればいいんじゃないかなと思った。外出先は今まで通り4Gのスピードでデータ制限あり。自宅モードでは、速度制限はあるけど、10Mbps上限で使い放題になるプラン。端末、SIMの問題でると思うけど、どうでしょうかね。
あ、自宅に10Mbps上限のモバイルルータ(子回線)あれば解決するねw
参考までに、日本のインターネット環境はこんな感じです。(独自調べ)